LUMINT3Xとicanphantomの最後のマスターピース
"LUMIN T3X から iCAN Phantom へ繋ぎ、STAXのSR-X9000 で聴いています。実は以前、iCAN Phantom の外部電源として Ferrum Audio HYPSOS を導入した際、DCケーブルに Brise Audio YATONO-DC-21 を採用しました。そのときの音質向上が凄まじく「ブリスのYATONOで統一すれば間違いない」と確信したことが、今回の YATONO-XLR を選んだ強い動機です。新開発のオリジナルXLRプラグへの期待もあり、迷わず導入を決めました。 届いてさっそく音を鳴らし最初の10秒で思わずニンマリしてしまいました。驚いたのは、音の圧倒的な「立体感」と「定位の正確さ」 音のウエット感とドライ感の共存です。まるでライブハウスの会場に居るかのように楽器がどの高さで鳴っているのかが手に取るように分かります。前後左右だけでなく、上下方向まで広がる立体的な音場は、まるでライブハウスの中に放り出されたかのような開放感です。 ここで改めて実感したのが、LUMIN T3X のポテンシャルの高さです。T3X がデジタルソースから紡ぎ出す、極めて緻密で膨大な情報量とダイナミズムを、YATONO-XLR が漏れなくアンプへと送り届けているのが分かります。上流である T3X の底力が限界まで引き出されたことで、システム全体の格が一段上がりました。電源周りとインターコネクトの双方をYATONOで揃えた相乗効果は凄まじいです。 特にジャズを聴いたときの表現力の幅広さには本当に脱帽しました。音がみずみずしく香るような「潤い」と、泥臭くハスキーな「渇き」が見事に同居しているんです。 マイルスの『Kind of Blue』では、ビル・エヴァンスのピアノが放つしっとりとした美しい余韻や、音の消え際のみずみずしい潤いに鳥肌が立ちます。その一方で、コルトレーンの『Live at Birdland』だと表情が一変。ソプラノサックスの渇いた咆哮やドラムが放つ爆発的な熱量が、飛んでくるように迫ってきます。SR-X9000 から静電型ヘッドホンとは思えないほどの太く芯のあるパワーを引き出しつつ、バラードでの消え入りそうな繊細なニュアンスまで描き分ける懐の深さがあります。 これだけの変化を箱出し直後から見せてくれていますが、ブリスのケーブルといえばここからの変化も定番です。これからじっくりとエイジングが進むにつれて、この強烈なエネルギー感がどのように馴染み、さらに深く落ち着いていくのか、今から楽しみで仕方がありません。 生々しい立体音響のなかで、音楽の「潤い」と「渇き」のコントラストを劇的に広げてくれる最高のインターコネクトです。LUMIN T3X の実力を100%解放し、ハイエンド機材の性能を出し切りたいと悩んでいる方に、最後の仕上げとして文句なしにおすすめできます。"